保健師の男女比について疑問を持った事はありませんか。疑問もなく保健師と言えば地域をまわる女性のイメージと思っている方は少なくないと思います。そのイメージの通り、保健師は女性中心の職業です。
なぜ男性保健師の活躍が期待されているのかと言うと、それは日本の高齢化社会の加速やそれにともなう医療費や福祉事業の充実という大きな課題がのしかかっているという事にあります。国としても、国民の健康を維持する、予防医療を推進する、高齢者福祉を充実させる事は、国力の増進につながります。そのため、特定保健指導を推進し、健康な国民生活を実現することに注力しているのです。このような状況下で今後増々保健師需要が高まる事が予想されます。
男性保健師のニーズの話しに戻りますと、高齢者福祉、特に在宅ケアの充実をはかるとなると、どうしても男性に適した介助などの力仕事が必用になります。また女性保健師だけでなく、男性保健師がバランスよく存在する事で、時に男性の方が話しやすいという高齢者男性などにもきめ細やかに対応する事が可能になります。
それでは男性保健師を増やそうという事になるのですが、そう簡単にはゆきません。男性保健師さんの立場に立っての人生設計やキャリアプランを考えなければ、男性が保健師を目指したいという事にはなりません。現在、保健師の活躍の場は拡大しており、雇用需要の高まりから、雇用者側もそれなりの雇用条件を提示する傾向にあります。地域保健だけでなく、企業活動を支える産業保健のニーズが高まっているので、より男性にとって将来性のある保健師像を描きやすくなっていると言えます。このことは男性だけでなく女性保健師を含めた全体の動きでもあります。
保健師として充実した条件で働けるように、転職や就職を検討する際には、保健師求人専門の転職サイトを活用しましょう。現状の保健師数は約46,000人、そのうち実際に就業しているのは4万人と言われています。さらに自治体で働く保健師は3万人と4分の3を占めています。今後は民間の福祉事業や在宅ケア、外部健康保険組合、治験等の産業保健等、自治体以外の雇用の拡大が予想されます。転職サイトで多岐に渡る保健師求人の中からマッチしたものを見つけましょう。